Thursday, 29 October 2020

引きこもり支援施設

 

11月にブログをアップするつもりでしたが、朝の報道番組ニュースを見て一言書きたくなったのでアップしました。

ニュースは引きこもり支援施設を利用者が、集団で損害賠償を請求する提訴をしたと言う内容です。

私は当事者であり、支援者の立場でもあるので、双方の立場に立って考えるようにしています。
ニュースや報道ではどうしても出された側、この場合利用者に立って書かれてしまうので仕方がないのでしょうが、「引き出し屋」「人生で一番の恐怖」と言葉だけで受け取ってしまうと,この施設が悪徳だと言う印象を与えてしまっています。
しかし以前にこの施設紹介の特番をテレビで見たときは、施設側に立った報道なのでこの施設は素晴らしいと言う印象を与えていました。
私が支援者の立場で見ると、この提訴した利用者さん達がそうだと言っているのではないですが、自立の出来ない当事者の中には,子供が自分でやった失敗を「僕は悪くない、~君がわるいんだ」と責任を逃れるように、自分の責任を人に押し付ける自立出来ていない人もいるのが現状です。
また、当事者の立場で見ると、この施設がそうだとは推測の域を出ないので何とも言えないのですが、支援を長く続けていると私のやっていることが正しい、それに従っていればいい、また支援は名ばかりで金欲に走る輩もいることも事実です。
私たちの自助会は、自立にあたり精神的自立に重きを置いています。
その指針の中に自己判断、自己決定、自己行動があります。
こちらの利用者さんが自立に自己判断、自己決定、自己行動の重要性を理解しておれば、また支援者側がそのことを利用者に根気よく説いたのちにそれを厳守しておれば、このような問題は起こらなかったと思います。