Friday, 30 August 2019

数列④


この5月に特別支援教育士スーパーバイザーの苫廣みさき先生の講演を拝聴する機会が
ありました。
テーマは「小学低学年の算数の苦手さに寄り添う」、数の概念を理解させるため
紙の卵パックを使う案は100均のパーツケースを使うより便利だと思います。
苫廣先生が数の概念を身に着けておかないと、計算は出来ても文章問題でつまずくことに
なるとおしゃってましたが、実際、5以上の足し算でつまずいている子供たちの中にも、
数の概念を身に着けていない子が多いと思います。
数字を覚えるにも1~3、次に5までそして10までと覚える段階があると大学の
何かの講義で聞いたことがあります。
7月にデイサービスに入って来たMさん、自閉症です。
スタッフの話は聞き取れますが、会話はありません。
パソコンの前に座っていられるかタングラムでチェック、初めは動物が動くのを興味深々
で見ていましたが、突然キーボードを連打、もう飽きたという彼女なりの表現なのでしょうが、以前にも他の子でMさんと同じようにキーボードを連打されてキーボードを壊されたことがあります😅😅。
次の回に数列のバルーンを補助をしながら10までクリア、風船がブルドッグに変わるたびに私の顔を覗き込むので、これは行けるかと4-2の引き算へ、飛行機を1つずつ指で
抑えながら指文字を交えて「1、2、3」、引く数の飛行機を手で隠しながら「いくつ残こっている?」と尋ねると無反応、答えを押して飛行機が落下するとMさんまたもや私の
顔をのぞき見、「ほら、1、2」「2個残ってるよ」。
「いくつ?」と何度か繰り返すとMさん、指を2本立てくれました。
その日は、私が指文字で1、2と表すと同じように指を立ててくれましたが、3は出て来ませんでした。
そこで苫廣先生がおしゃっていた「出目が3までのサイコロを作って教えるといいですよ」
という言葉を思い出してこのゲームを作りました。
* サイコロの出目を(1~3)(4~6)(7~9)と選べるボタンを付けました。
* ボタンを押すとサイコロの回転が止まりボタンの中のサイコロを1つ出します。
* サイコロの目を指で示しながら「1、2、3」と数えることで、言葉と数をマッチ
  ングさせることが出来ると思います。
* 答えは三択にして、解答をマウスクリックで出来るように数字のサイコロを出し
  ました。
* 正解だとサイコロが再び回りだすようにしてあります。





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